全部最上級仕様にしたら、ぶっちゃけいくらなの?
そんな疑問を率直にぶつけたのが、仮契約の前でした。
夢と希望に胸を膨らませて見積もりをお願いしたのに、いざ出てきた金額が予算を大幅にオーバー。
これは誰しも避けたい展開だと思います。
家づくりって、できれば妥協したくないですよね。
営業担当の答えは明快だった
僕たちはズバッと聞きました。
「全部最上級仕様にしたら、坪単価いくらくらいですか?」
それに対する営業の答え:
「大きくなるほど坪単価は安くなりますので一概には言えませんが、オプション込みで坪100万円くらいになると思います。」
すべてのハウスメーカーで比較したわけではありませんが、某大手では坪160万円近くの見積もりもあったため、比較的割安に感じました。
資金計画が立てやすかった
僕たちが仮審査で出た借入可能額は6800万円(ペアローン)でした。
九州のある県に住んでいるため、土地代に1800万円あれば立地も広さも申し分ない物件が買えると考えていました。
よって:
建物予算 = 借入可能額 − 土地代 = 約5000万円
5000万円で何を建てるか?
この予算でどう動くかは人それぞれです:
- 豪邸を建てる
- 返済を楽にするため最小限にする
- 一等地を選ぶ
- より高級なハウスメーカーに変える
僕はここで、こう決めました。
二世帯住宅を建てよう
交際3ヶ月で二世帯住宅の提案
当時交際3ヶ月だった妻(彼女)に聞きました。
「嫌なら断ってもいいし、別れるとかじゃないけど、完全分離型の二世帯住宅ってどう思う?」
当然、驚かれると思いました。でも返ってきた答えは:
「私は全然いいよ。全部一緒なら悩むけどね(笑)」
…びっくりしました。一目惚れした僕の目に狂いはなかったと確信しました。
総額が分かると「計画」が動き出す
両親にもモデルハウスを見せて、家を建てること、そして二世帯住宅にする話を伝えました。
当然、こんな反応もありました:
「えっ、もう結婚するの?」
僕たちは婚活で出会っており、「結婚したらこうしたい」「これはNG」といった条件を付き合わせながら交際していました。
土地選びに活きた明確な総額
建物総額がある程度分かっていたおかげで、土地にかける予算が明確になりました。
土地は借金ではなく資産(貯金)という考えのもと、多少高くても価値があるなら買うべきだと判断しました。
ただし、妻の働き方や家族計画との兼ね合いも大事なので、妊活や仕事復帰の希望なども計画的に話し合いました。
詳しい土地選びについては、また別記事でご紹介します。
二世帯住宅で叶えたい暮らし
土地探しのとき、僕は妻にこう伝えました。
「二世帯住宅なら、無理して長時間働く必要はないからね」
その言葉に、妻はとても嬉しそうな顔を見せてくれました。
彼女の想い:
「子どもが小さいうちは一緒に過ごしたい。お昼に友達を連れて帰ってきたら、お菓子を手作りして一緒に食べたい」
そうした願いを叶えるために、二世帯住宅という選択は非常に大きな意味を持ちました。
明確な価格がもたらす安心感
一条工務店は、最上位グレードの見積もりを明確に提示してくれたおかげで、ここまで深く将来のことを話し合うことができました。
実際には最終的に坪110万円ほどかかり、土地予算が減ってしまったという苦しい現実もありました。
でも、それを吹き飛ばすような「幸運」もありました。その内容については、また別の記事で。
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