一条工務店に決めた理由③電気代実質0円

 

 家を購入をするにあたって、まず考えることはなんでしょうか?
 僕の場合、総額よりも月々の支払いがいくらになるかでした。
 もっと細かく言えば、ローンの返済に月いくらかかって、色々差し引いた結果、月にいくら手元に残るのかを考えていました。
 つまり、

 という考え方です。
 僕がアパートに住んでいた時は、

・家賃と駐車場合わせて月7万円
・電気代5000円~1万円
・水道代3000円
・奨学金3万6000円
・その他出費

 という家計でした。
 月の固定費は、約12万といったところでした。電気代・水道代を除くと、月の固定費は11万くらいです。
 ただ、そのアパートは1LDKでリビングは、4人掛けのダイニングテーブルと、小さめのソファーを置いたらキツキツになるくらい狭い間取りで、子どもができて生活していくのは難しいかな?と思っていました。
 ですので、奨学金を完済することを前提に考えると、住宅ローンを月11万円程度に収めることができれば、生活水準を維持しながら広くて快適な家に住むことができると思われます。
 当然、これに固定資産税や修繕費がかかってきますが、アパートに住んでいると敷金礼金等がかかってきますし、払った家賃は戻ってこない。
 これに対して、家は20年経ったら価値がゼロになるという反論がよくありますが、それについては別のページで意見を述べたいと思います。

 しかし、一条工務店を訪れた際、営業のセールストークによって僕の考え方は大きく変わりました。
 その日はあまり時間がなかったので、サクッと見学をして帰ろうと思っていましたが、入った瞬間に営業に捕まってしまいました。
 特に買う気もなかったので、面倒くさいなと思いながらも態度には出さずにサクッと対応して中を見て帰ろうと思いました。
 その営業からまず最初に聞かれたのは、

「月々いくらの支払いで考えられていますか?」

 という質問でした。
 それに対して、

「今の家賃、駐車場と奨学金等の固定費が11万なのでそれと同じくらいならいいかな?と思っています」

 と答えました。
 すると、

「では、現在の電気代はいくらくらいですか?」

 という質問が来たので、

「5000円~1万円くらいです。なので1万円くらいと思っています」

 と、答えると、
 その営業はドヤ顔になり、

「では、電気代を含めて月の支払いが12万円ならどうですか?」

 と、言ってきました。
 その言葉に僕達2人は驚きました。

「それは、できるものならそっちの方がいいですよ。でもそれは無理ですよね?」

「普通はそう思いますよね?でも、できる方法があるんです。気になりませんか?」

 なんか、営業から煽られているような気がしましたが、僕はこの営業の話がとても気になりました。

「本当にできるんですか?できるならすごく気になります」

 僕がそう言うと、妻(当時は交際3か月目の彼女)もうんうんと頷いていました。

「この話は1時間くらいかかるのですが、今日のご都合はいかがですか?」

 と聞かれ、その時は別のモデルハウスを見学する予約を入れていたため、今日は都合が悪いことを伝えました。
 するとその営業は、

「では、後日またゆっくりいらしてください。2階にそれを説明する場所があるのでご案内します。ちなみに、電気代を含めた支払いが月12万で、更に売電収入が月1万貰えるっていう話は気になりますか?」

 と、笑いながら聞いてきたので、

「めっちゃ気になります!気になってたぶん眠れないので明日来ます!」

 と、答えました。

 その後、色んなハウスメーカーを巡りましたが、この営業が言っていたのは、

 のことだということが分かりました。要するに、一条工務店でなくてもできることなのです。

 それでも、僕達はこの営業が好きになりましたし、常に電卓を叩いていたので、メチャクチャ仕事できる人なんだろうなって思っていました。ただ、これに関しては勘違いだったと笑い話になっています。

 本当に色々ありましたので、この件に関しても別のページで書こうと思います。色々ありましたが、僕達はこの営業のことを今でも好きですし、この人じゃなかったら一条にすることはなかったかもしれないし、一条にしなければ二世帯住宅を建てることもなかっただろうし、妻とスムーズに結婚していたかどうかすら分かりません。(たぶんしてた)

 結局、僕達は一条工務店にではなく、担当となった一条工務店の営業に運命的な出会いをしたのかもしれません。

 

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